外壁塗装が必要な理由を塗装専門店「はしもペイント」が分かりやすく解説

理由その１【保護】

おうちの外壁は年間を通して常に外部にあり、太陽光や紫外線、雨風等の悪環境にさらされています。外壁塗装とは言わばそのような負の外的要因からお家のを守るコーティングと言えます。

ここで重要なのは、外壁を守る＝家の骨組みや室内の居住空間を守るという事です。その詳細をこのページで解説していきます。

上記の画像は家を新築した際の一般的な断面です。室内側から順番に内装材、柱、透湿防水シート、外壁材（サイディング等）、塗装部分となります。

テレビ等で特集される悪質施工業者は室内と外壁材の間にある透湿防水シートをしっかりと貼っていない等の施工不良が目立ちます。

太陽からの紫外線や熱、雨、風、雪の影響を受けて塗膜（外壁の塗装した部分）は年月を経て劣化していきます。

塗膜のなくなった外壁はもろに紫外線や雨風の影響を受けて著しく劣化が進みます。

外壁の劣化は主にクラックと呼ばれるひび割れ、手で触った際に白くなるチョーキング減少、汚れやコケの発生があります。

外壁の劣化した部分から雨水が侵入して透湿防水シートを貫通すると、次第に柱を腐らせ内装材をカビさせたりします。

既存の古い塗膜の上から新しく塗装することで外壁に新しい塗膜のコーティングを生成します。

新しい塗膜は紫外線や雨風から外壁を保護し、内部への水の侵入を防ぎます。

理由その２【外観美】

おうちの外壁は新築して5年も経てば目に見えてわかるほど汚れてきます。雨や埃、泥、黄砂等が外壁に付着し白系の外壁では特に汚れが目立つようになります。

平日は仕事前にお見送りをしてくれて、休日はゆったりと時間を過ごせるマイホーム。外観が汚れているとモチベーションも下がり気分的にも良いとは言えません。

綺麗でお洒落な外観になる事でご近所さんからは「素敵なお家ですね！」と褒められ、毎朝出勤の際に家を出るときには「よし、今日もやるぞ」と1日の活力を与えてくれます。休みの日には庭に出て綺麗になった外観を眺めているだけでも幸せな気分となります。

このように、外壁塗装には外壁材やお家の骨組みを守る働きだけではなく居住する人の心理状態にも大きくプラスになる効果があると言えます。

外壁塗装が必要な状態

一般的に外壁塗装の頻度は新築時や、前回の塗装からから10年が経過した頃となります。

使用した塗料や地域ごとの天候により前後しますが、平均してほとんどの塗料が10年ほどで劣化し塗り替え時期となるからです。

下記のような現象が外壁に見られる場合は、外壁状態が悪化しており外壁塗装が必要な状態だと判断出来ます。

外壁からのSOS信号

• 壁を触ると粉が手につく
• 外壁にヒビがある
• 外壁に汚れやコケがある
• 壁のつなぎ目にあるゴムがひび割れしている

自分でも簡単に出来る外壁診断のやり方は、別のページで詳しく紹介していますので是非そちらもご覧ください。

外壁塗装が必要では無い状態

新築時や、前回塗装してから10年未満でなおかつ前述の「外壁からのSOS信号」が確認できない場合は、特段外壁塗装はまだ必要ないでしょう。

しかし、前回塗装を行った業者に施工不良等があった場合はが塗膜の耐用年数は著しく短くなってしまいます。

具体的な施工不良の懸念事項は「重ね塗り回数の省略」等です。通常は塗装は3回塗り＝下塗り、中塗り、上塗りの3回工程が基本です。

悪徳業者は材料費の節約や工期の短縮を目的にこの「中塗り作業」を省いてしまう事があります。そうすると塗膜の品質が落ちるだけでなく、色のムラが生じたり外観美まで損なってしまします。

前回塗装を行った業者の対応等に不信感を感じていた場合は一度他の業者にも外壁診断をしてもらう事をオススメします。良心的な業者であれば外壁診断だけでも無料で快く行ってくれるはずです。

まとめ

外壁塗装が必要な理由は外壁を外の悪環境から守り居住空間への水やカビの侵入を防ぐ。つまり、お家の寿命を伸ばすということ。そして、外観をいつまでも美しく保ち続ける事で暮らす人の心理的幸福感を上昇させること。

塗り替えのスパンは平均10年ほどで、前回の業者が信用できない場合は他の業者にも外壁診断をしてもらう事でトラブルを未然に防ぐ事が出来ます。

壁を触って手に粉がついたり、外壁にヒビや汚れ、コケ、そして外壁のつなぎ目のゴムが劣化している場合は外壁からの危険信号！塗り替えが必要な状態です！