自分でできるDIY外壁診断方法のやり方まとめ
最終更新日:2022/05/24新築してからそろそろ10年が経つ、前回塗り替えてから10年が経つ頃のお客様は外壁塗り替えの時期です
プロに頼らずとも自分でも簡単に出来るDIY(Do it yourself=自分でする)外壁診断の方法をご紹介致します。
外壁からのSOS信号を前もって発見する事で、致命的なダメージを未然に防ぎ、お家の寿命を伸ばし塗り替え工賃を安く抑えましょう!
【カビや汚れの確認】
自然界には相当数のカビがありますが、そのうちの50種類ほどが住宅の外壁に付着すると言われています。
外壁に付着する主なカビは青カビ、黒カビ、ススカビ、ケカビ、黒色酵母菌等があり、体内に入るとアレルギー症状を引き起こします。
このようなカビは気温25度以上、湿度80%以上の環境下で猛繁殖すると言われ、まさに高温多湿の日本の気象条件と一致しています。
外壁にカビが発生する仕組み
空気中の藻の胞子が外壁に付着し光合成によって繁殖します。その後、乾燥して死滅する事で、その死骸をエサとするカビ等が猛繁殖する事になります。
このように、外壁のカビはアレルギー症状を起こす原因の一つになる可能性もあり、カビが広範囲に存在する場合は、外観美も著しく損なうため外壁の洗浄、塗り替えが必要と判断できます。
【クラックの確認】
外壁にクラックがある場合、傷から水が侵入し内部の柱等を腐らせてしまいます。塗膜表面のみのヒビ(ヘアークラック)なのか外壁下地までヒビが入ってしまっているのかで判断は異なりますが、上記の写真のように外壁までひび割れを起こしている場合は容易に水の侵入が考えられるため、下地の補修および外壁の塗装が必要と判断できます。
【チョーキングの確認】
塗料の分子連結が劣化により切断され、顔料が表面に浮き出てきてしまう事を「チョーキング現象」と呼びます。
その名の通り外壁を触ると手にチョークの粉のようなものが付着するため、比較的容易に確認が出来ます。
このような場合、塗膜の劣化は進んでおり本来の塗料の性質は損なわれており外壁のコーティングとしての役割は果たせていない状態です。早急に外壁の塗り替えが必要と判断できます。
【シーリングの確認】
外壁の繋ぎ目や隙間、窓サッシと外壁の間等に充填するゴム状の建材を「シーリング」と呼びます、職人によっては「コーキング」と呼称する場合もありますが専門的に詳しく解説するとシーリングとコーキングは異なります。ですが一般的に外壁塗装において指すシーリングとコーキングは同じ意味と認識して問題はありません。
シーリングも塗膜同様に年月が経過し劣化していく消耗品であるため、一定期間で交換(打ち替え)作業が必要となります。劣化したままのシーリングは隙間が生じてしまい水の侵入等の住宅被害を誘発します。
シーリングの主な劣化症状
- 硬化
- ひび割れ
- 変形
- 汚れ
- 触ると手に粉がつく
- 剥離(溝から外れている)
上記のような症状が確認できる場合はシーリングは劣化しており、シーリング箇所からの水の侵入が懸念されます。早急にシーリングの打ち替え、外壁の塗り替えが必要と判断出来ます。
まとめ
ここまでの内容をまとめると、自分でも簡単に外壁の診断を行うには下記の項目を確認する必要があります。
- カビや汚れが広範囲に存在しているか
- 外壁にヒビ割れがあるか
- 外壁を触ると手に粉のようなものが付着するか
- シーリング材は劣化していないか
以上は自分でも出来る簡易外壁診断となります。専門の業者はさらに細かく外壁の状態を診断し、塗装が本当に必要なのかどうか、使用するにはどのような塗料が適しているのかを判断します。気になる際には一度当店までご相談いただけましたら無料で外壁の診断を致します。お気軽にお問い合わせください。